リッダー・カッテンディーケ(オランダ)は海軍士官、1857年(安政4)に江戸幕府の要請によりオランダで建造した軍艦ヤパン号(咸臨丸)を回航して長崎に来航しました。
帰国するまでの2年間を長崎海軍伝習所で班長として、勝海舟、榎本武揚などの伝習生を教育し、日本海軍の創建に尽力するのです。
この伝習所からは後の近代化のリーダーとして活躍する人材が数多く排出されます。
カッテンディーケは、日本人の直観力があり、同化力がある、良く働き、芸術を愛し、心が大変上品である。
寛容であり、ユーモアがあると評しています。
中国と日本の役人の比較もしています。
中国の役人は活発な行動は全然駄目で、できるだけ快活になるのを自分で遠慮している。
瞑想と繁文縟礼で退歩の道を歩んでいる。
日本人の方は、新しいことには積極的だし、改良、発明というものに対して理解力がある。
進歩というものに対しても理解力があると書いています。
カッテンディーケはできれば後々まで日本に住むというのが願いでした。
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