2月に私(NPO PTPL理事 すとうあさえ)は福島の小学校に行ってきました。
すごい大雪で歩くのも大変でした。なにをしにいったかというと、東日本大震災が起きたとき、磐越西線を燃料タンクをひっぱって走った古いディーゼル機関車たちのことを描いた絵本「はしれ ディーゼルきかんしゃデーデ」(絵:鈴木まもる 童心社)の読み語りに行ってきたのです。
福島にはまだ雪は残っているのでしょうか。雪の下には、春がもぞもぞ動いていることでしょう。「お待ちどうさま!」って顔をのぞかせるのも、もうすぐです。
ところで、「お待ちどうさま」という言葉。「待つ」「遠い」。
つまり、「待ち遠い」。到着を長く待っていてくれたことに対して、「ありがとうございました」「待たせて、申し訳ありませんでした」という気持ちがこもっています。
「お」「ご」と「さま」をペアで使う言葉をみてみると、「ご苦労様」「お疲れ様」「お世話様」というように、相手に対する配慮が感じられます。日本語って面白いですね。
これも、「ジャパネスク―日本的なるもの」の一つです。
NPO PTPLの週に一度の定例会は、私にとってもっぱら日本再発見の時間です。歴史も含めて、もっと勉強しなくては!
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