48) 日本の未来を活力ある社会に。

今は、多くの人々が「自分さえよければ」と考え、われわれの祖先が、先達が育み、培ってきた、共に生きる「ともいき」という価値観・生活観、共に生み出す「ともうみ」という想像力・創造性、共に幸に生る「ともさち」という倫理観・社会観という生活の知恵、生きる知恵を失って生きているように感じられます。

「和」、「もったいない」、「みっともない」、「少欲知足」、「草木国土悉皆成仏」、「陰徳」、「惻隠」、「一切即一」、「利他」、「敬神崇祖」、「おがげさま」、「おたがいさま」、「かたじけない」・・・・・。

このような毎日の生活の中にあった言葉はいったいどこに行ってしまったのでしょう。
祈りと感謝の精神性はいったいどこに行ってしまったのでしょう。
歴史的に育んできた、この貴重な考え方を誇りと自信を持って、力強く取り戻し、磨き上げ、さらに一歩進んで斬新で独創的な新しい「ジャパネスク」の創造へと進み、それを日本人に、日本在住の外国人に、そして世界へ発信することが「日本の未来を活力ある社会」にすることにつながるのではないでしょうか。
そして教育・福祉・政治・経済・科学・技術・環境・エネルギーなど、さまざまな分野において「ジャパネスク」の価値観に基づいた活動を展開することによって、日本は世界の将来に明るい希望をもたらす、存在感のある国になれるのではないでしょうか。

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