106) 「ギリシャ神話」「聖書」と「古事記」「日本書紀」の違い。

 幸いなことに、いまの世界の人々の関心が少しずつ日本にむけられているようです。「何かいいことありそうな、行ってみたいな日本へ。」と感じ始めているのでしょう。その関心に応えるために、かろうじて現在の日本人にも残っている日本人の人生観、自然観、生命観と日本の価値観、倫理観、宗教観などを伝えていきたいと考えています。(NPO PTPLがジャパネスク運動です。)

 日本を「ワンダーランド」と価値づけ、「もっと知りたい日本」と呼びかけること。これまで日本そのものの魅力と特長を正しく総合的にPRする文化的プロジェクトがあったでしょうか。国際化が進み、西洋が近づきつつある今だからこそ検討に値するものと考えます。日本を知る、これは「国民的テーマ」だと言えます。

 「ギリシャ神話」や「聖書」では、最初から神が登場してきて、神が自然を産み、人を創るのに、「古事記」「日本書記」では神より先に自然状態があるのです。自然そのものがエネルギーをもって何かをつくり出していく、そして神が生まれ、人が生まれたのです。これが日本人と西洋人の世界観が根本的に違っている部分です。

 日本に魅力を感じ始めている世界の人々はまだ少数ですが、この違いを感じ始めているのではないでしょうか?!!

勝田祥三(NPO PTPL理事長)

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