36) “お天道様”が見てますよ。

子どもの頃、いたずらをしたり、悪いことをすると“お天道様(オテントサマ)が見てますよ。”とよく母に叱られたものです。“人が見ていないからと言って、悪いことをしてはいけません。お天道様はちゃんと見てるんですから”と叱られ、躾けられて育った記憶がいまだに鮮明に残っています。
悪いことをしてしまった後のお天道様が見ているという後ろめたさ・・・・。あの気分がいまでは懐かしく感じられます。
悪いことをしない、人に迷惑をかけないという日本人の素養は、このような「躾け言葉」からも育まれてきたのでしょう。
このような「躾け言葉」がだんだんと消えていくのはさみしいことですし、それ以上にもったいないことです。
日本の社会に長く根付き、文化や慣習となってきたもの「日本流」を捨てようとする傾向が昨今見られますが、これまで維持されてきた「日本流」には長所がたくさんあるはずです。「日本流」を大切にしようではありませんか!!

●このような昔ながらの「躾け言葉」などをご存知の方、是非、NPO PTPLにお知らせください。
●人と人、人と自然の「ともいき」が生んだ言葉の国、日本。勝田祥三(NPO PTPL理事長)

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